2018年12月1日に「医療法等一部を改正する法律」が施行され、医療機関が自ら検体検査を実施する場合、外部精度管理調査の受検が努力義務化されております。しかしながら、診療所等小規模施設の受検率は決して高くないのが現状です。これを受けてJCCLSでは令和4年度に、小規模施設を対象に安価な費用で参加できる第１回小規模検査施設の外部精度管理調査を実施いたしました。
　一方、2022年12月に、ISO15189「臨床検査室-品質と能力に関する要求事項」が改訂され、リスクマネジメントの考えが盛り込まれました。
　そこで今回のシンポジウムでは、第一部「外部精度管理評価について」として、「厚生労働省が考える外部精度管理評価」を厚生労働省医政局地域医療計画課の畠伸策先生より講演いただき、「小規模外部精度管理調査の報告」をJCCLS会長より報告いたします。
　第二部は「ISO15189改訂版を考える」として、「ISO15189改訂のポイントとリスクマネジメント」および「国際規格に基づくリスクマネジメント運用事例」についての講演を企画しました。
　国内外で主導的な役割を果たしている先生方および多くの臨床検査関係者にお集まりいただき、企画テーマについて現状と今後の課題について情報交換するとともに、議論したいと考えています。
　なお、新型コロナ感染症が第５類へ移行されたことを踏まえ、今回のシンポジウムは通常の開催形式にて実施いたしますが、依然多くの感染例が報告されておりますため、参加者の皆様方には感染予防についてのご協力をお願いいたします。

令和5年度日本臨床検査標準協議会（JCCLS）シンポジウム

■主　　催：公益社団法人　日本臨床検査標準協議会
■後　　援：一般社団法人　日本臨床検査薬協会（予定）
　　　　　　一般社団法人　日本分析機器工業会（予定）
　　　　　　一般社団法人　日本衛生検査所協会（予定）
■開催日時：令和5年12月1日（金）13：00～15：30
■開催場所：エッサム神田ホール2号館　3階会議室
　〒101-0041東京都千代田内神田3-24-5　TEL:03-3254-8787
　JR神田駅北口徒歩3分、東京メトロ銀座線神田駅5番出口徒歩1分

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■会費：1,000円

お申込み

お申込みは終了致しました。

令和5年度JCCLSシンポジウムプログラム

■プログラム

開会挨拶：高木　康（JCCLS会長、昭和大学名誉教授）（13:00～13：05）

第一部 外部精度管理評価について
司会　石橋みどり（JCCLS常任理事）

講演１（13:05～13：35）
「厚生労働省が考える外部精度管理評価」
畠　伸策（厚生労働省医政局地域医療計画課医療関連サービス室　室長補佐）

講演2（13：35～14：05）
「小規模施設外部精度管理調査の報告」
高木　康 （JCCLS会長）

――休憩（14：05～14：20）――

第二部 ISO15189改訂版を考える
司会　久保野勝男（JCCLS理事）

講演3（14：20～14：50）
「ISO15189改訂のポイントとリスクマネジメント」
宮地　勇人（新渡戸文化短期大学 学長）

講演4（14：50～15：20）
「国際規格に基づくリスクマネジメント運用事例」
仲川　典子（(株) 聖路加エスアールエル先端医療研究センター）

閉会挨拶（15：20～15：25）
山田　俊幸　（JCCLS常任理事、自治医科大学教授）